【実食レビュー】アンジェリーナのモンブランは本当に美味しい?

アンジェリーナのデミサイズのモンブランとカップ モンブランのお店

モンブランが好きで、ケーキ屋さんに行くと必ず選んでしまう。そんな方に、どうしても伝えたいお店があります。
パリ生まれのサロン・ド・テ「アンジェリーナ」のモンブランです。

「こんな方に読んでほしい」
  • アンジェリーナのモンブランが気になっている
  • オリジナルとデミ、どちらを選べばいいか迷っている
  • どのくらい甘いのか知っておきたい
  • 原宿ハラカド店の雰囲気を知りたい

実はこのお店、昔の私は入れなかったの。

コロン
コロン

入れなかった、ってどういうこと?

私がアンジェリーナのモンブランに出会ったのは、まだプランタン銀座があった頃でした。ティーサロンに一人で入る勇気がなくて、いつも持ち帰って家で食べていました。
この記事では、オリジナルサイズとデミサイズの両方を食べた感想と、原宿ハラカド店の様子をお伝えします。

アンジェリーナのモンブランを実食

アンジェリーナのモンブランは、一般的なモンブランとは見た目からして違います。黄色い栗の甘露煮ではなく、深い茶色のマロンペーストが糸のように絞られているのです。初めて見たときは驚きました。ここでは実際に食べた感想を、サイズ・甘さ・値段の3つに分けてお伝えします。甘いものが得意な方とそうでない方で、感じ方が大きく変わるケースです。

オリジナルサイズとデミサイズの違い

アンジェリーナのデミサイズのモンブラン
日本限定のデミサイズ(原宿ハラカド店にて)
自宅で味わったアンジェリーナのオリジナルサイズのモンブラン
オリジナルサイズ(テイクアウトして自宅で)

アンジェリーナのモンブランには2つのサイズがあります。
   ・オリジナルサイズ  1,480円
   ・デミサイズ  980円

サイズの選び方

デミサイズは日本限定のハーフサイズです。パリのオリジナルサイズが当時の日本人には大きすぎたことから生まれました。つまり、パリでは食べられない日本だけのサイズです。

正直に言うと、オリジナルサイズは食べ切れない方もいると思います。
それでも私はオリジナルを選びます。このモンブランは、最後のひと口まで濃厚さが続くケーキだからです。甘いものに自信がない方や、他のスイーツも一緒に楽しみたい方には、デミサイズをおすすめします。

甘さと食感はどうだったか

ひと口食べて、まず栗の風味の濃さに驚きます。マロンペーストがしっかり主張してきて、香りが鼻に抜けていきました。
中から出てくるメレンゲは、甘くてサクサクとした食感です。このサクサクが、濃厚なペーストの合間に軽さを作ってくれます。
ホイップクリームは、甘さ控えめに感じました。ここが絶妙で、甘いペーストと甘いメレンゲの間で、味を引き締める役割をしています。
ただし、全体としてはかなり甘いケーキです。食べ進めても味が変わることはなく、最初から最後まで濃厚な甘さが続きます。甘いものが苦手な方には、正直おすすめできません。

コーヒーと一緒に味わうアンジェリーナのモンブラン

1480円の価値はあるか

決して安いケーキではありません。しかも値段は上がっています。
日本再上陸した2024年の報道では、オリジナルサイズが1,300円、デミサイズが790円でした。つまり、わずかな期間で200円近く値上がりしていることになります。
それでも私は、また食べたいと思います。

こんな方におすすめ
  • ケーキが好きな方
  • 濃厚なスイーツを心から楽しみたい方
  • 自分へのごほうびを探している方
こんな方にはおすすめしません
  • 甘いものが得意ではない方
  • さっぱりしたケーキを探している方

モンブランが好きな方なら、一度は食べてみてほしい一品です。

原宿ハラカド店の雰囲気と魅力

モンブランの味と同じくらい、お店の空気もお伝えしたいところです。原宿ハラカド店は、パリ本店の装飾を再現した内装で知られています。表参道通りに面した階段を上がった2階。席数は多くありませんが、その分ゆったりと過ごせます。ここでは実際に訪れて感じた店内の様子と、テイクアウトの選択肢についてお伝えします。

白を基調とした店内

店内に入って最初に感じるのは、白の明るさです。
テーブルは小さめで、ひとつひとつがおしゃれにしつらえてあります。座席数は34席。決して広い店ではありません。けれど、その狭さが落ち着きにつながっている気がしました。

大通りを眺められる窓

このお店の魅力のひとつは、窓の外にあります。
大通りに面しているので、通りをいく車を眺めながらゆっくりできるのです。
原宿の真ん中にいるのに、店内は静かです。外の景色を眺めながら濃厚なモンブランを口に運ぶ時間は、まさに自分へのごほうびだと感じました。

窓の外に道路が見える原宿ハラカド店のテーブル
窓の外には表参道の大通り

テイクアウトと食べ歩きサイズ

店頭にはテイクアウト専用のショップが併設されています。

テイクアウトの選択肢
  • オリジナルサイズ
  • デミサイズ(日本限定)
  • 食べ歩きサイズ

原宿という土地柄に合わせて、食べ歩き用のモンブランも用意されています。席が空いていないときや、時間がないときにも選択肢があるのはありがたいところです。

店舗情報

東急プラザ原宿「ハラカド」2F
東京都渋谷区神宮前6-31-21
電話番号 03-6427-1540
11:00〜21:00(L.O.20:00)/ 34席

アンジェリーナの歴史

アンジェリーナは、120年以上の歴史を持つパリの老舗です。ただ古いだけではありません。日本との関わりにも、長い物語があります。一度日本から姿を消し、そしてまた戻ってきたお店なのです。ここでは創業から日本再上陸までを、駆け足でたどります。この歴史を知ってから食べると、同じモンブランが少し違って見えてきます。

1903年パリ・リヴォリ通りで創業

1903年、オーストリアの菓子職人アントン・ランパルマイヤーが、息子ルネとともにパリのリヴォリ通り226番地にサロン・ド・テを開きました。
店名は、彼が愛した義理の娘の名前から取られています。
120年以上経った今も、パリ本店は同じ場所にあります。その歴史と伝統を求めて、世界中から人が訪れる店になりました。

1984年プランタン銀座に初上陸

日本に初めて来たのは1984年、プランタン銀座でした。
当時の日本でモンブランといえば、黄色い栗の甘露煮とカスタード、スポンジで作られたものが主流です。そこに現れた深い茶色のモンブランは、衝撃的でした。

当時を知る人には分かる衝撃

今でこそ茶色いモンブランは当たり前ですが、1980年代の日本では見慣れないものでした。「モンブランは黄色いもの」という常識を覆したケーキだったのです。

撤退から再上陸まで

2016年、プランタン銀座の閉店にともない、ティーサロンも幕を閉じました。
それでも各地のデパ地下ではモンブランを買うことができたので、完全に姿を消したわけではありません。ただ、あのサロンでゆっくり過ごす時間は失われてしまいました。
再び日本にサロン・ド・テが戻ってきたのは、2024年4月17日。東急プラザ原宿「ハラカド」の2階でした。

プランタン銀座から原宿への再会

冒頭で「昔の私は入れなかった」と書きました。その答えがこの章です。モンブランが好きな方なら、少しだけ共感してもらえるかもしれません。

入れなかったティーサロン

まだプランタン銀座が合った頃、私はあのティーサロンに入れませんでした。
一人でお店に入る勇気がなかったのです。
ガラスの向こうで優雅にお茶を楽しむ人たちを横目に、私はいつもテイクアウトの列に並んでいました。

持ち帰って味わった日々

家に持ち帰って食べるモンブランも、じゅうぶん幸せでした。
濃厚なマロンペースト、サクサクのメレンゲ、たっぷりのホイップクリーム。あの箱を開ける瞬間が、なによりの楽しみでした。
サロンが閉店したあとも、デパ地下で見つけては買っていました。私がモンブランを好きになったきっかけは、間違いなくこのお店です。

ようやく座れた席

そして2024年、原宿にサロン・ド・テが戻ってきました。
ずいぶん大人になった私は、今度はちゃんとお店に入れました。
白い店内で、大通りを眺めながら、あのモンブランを食べる。一人で入れなかった頃の自分に、見せてあげたい光景でした。
戻ってきてくれて、ありがとう。そう思いながら、最後のひと口まで味わいました。

モンブランのよくある質問

デミサイズとオリジナルの違い

デミサイズは、オリジナルの1/2サイズにあたる日本限定の大きさです。オリジナルサイズが当時の日本人には大きすぎたことから生まれました。甘いものに自信がない方は、デミサイズから試してみてください。

食べ歩きサイズの有無

原宿店では店頭のテイクアウト専用ショップで、食べ歩き用のモンブランを扱っています。アンジェリーナとしては初めての試みだそうです。

店舗の場所と営業時間

東急プラザ原宿「ハラカド」の2階です。表参道通りに面した階段を上がったところにあります。営業時間は11:00〜21:00(ラストオーダー20:00)、席数は34席です。

モンブラン以外のフレーバー

定番のモンブランのほかに、季節や時期によって違う味が登場します。ココナッツミルクモンブランは、2年続けて8月に見かけました。夏に登場する味なのかもしれません。ほうじ茶を使ったものもあります。訪れる時期によって出会えるものが変わるのも楽しみのひとつです。

アンジェリーナのモンブランとココナッツミルクモンブラン
右がココナッツミルクモンブラン

甘さの強さ

かなり甘いです。甘いものが好きな方には最高ですが、苦手な方には重く感じられると思います。ホイップクリームは甘さ控えめなので、甘さが気になる方はクリームと一緒に食べるのがおすすめです。

パリ本店の現在

1903年の創業当時と同じ、リヴォリ通り226番地に今もあります。120年以上、場所を変えずに続いているお店です。
いつか私もパリ本店を訪れて、このモンブランを味わってみたいです。

まとめ

アンジェリーナのモンブランについて、実際に食べた感想をお伝えしてきました。

この記事のまとめ
  • オリジナル1,480円、デミ980円(デミは日本限定のハーフサイズ)
  • 栗の風味が濃く、メレンゲはサクサク、ホイップは甘さ控えめ
  • 全体としてはかなり甘い。甘いものが苦手な方には向かない
  • 原宿ハラカド店は白基調の店内で、大通りを眺めながら過ごせる
  • 1903年パリ創業、1984年に日本初上陸、2024年に再上陸

決して安いケーキではありませんし、甘さも好みが分かれると思います。それでも、ケーキが好きな方には一度は味わってほしい一品です。
スイーツは、疲れた心を癒してくれます。嫌なことがあった日は「まあいいか」と思える。良いことがあった日は自分へのプレゼントになる。私にとってアンジェリーナのモンブランは、そういう存在です。
原宿に行く機会があったら、ぜひ立ち寄ってみてください。そして食べたら、どう感じたか教えてもらえたらうれしいです。

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